タモリ論/樋口毅宏📚【ブックレポート】

ブックレポート

こんにちは!
ずぼら読書家ゆいきです。

「ずぼら読書家ゆいきのブックレポート」は、ゆいきが読んだ本を紹介する不定期コラムです。

初回となる今回は、今年最初に読み終えた樋口毅宏さんの「タモリ論」を紹介します!

【ブックレポート】タモリ論/樋口毅宏📚

書名:タモリ論(樋口毅宏)
出版社:新潮社(新潮新書)
ページ数:190ページ
Amazon: https://amzn.to/3pUOtmh
2021年累計1冊目
それでは早速こんな流れで紹介していきます!
・本との出会い
・ポイント1:数々のタモリ伝説を知ることができる!
・ポイント2:樋口さんによる考察が面白い!
・ポイント3:明石家さんま、ビートたけしの歴史も知れる!
・こんな人におすすめ!

本との出会い

この本との出会いは、2018年3月、雑司ヶ谷で開催されたみちくさ市というイベント。

ドジブックスさんというエンタメ系の書籍を扱うお店で買いました。

このツイートの写真にもよく見ると写ってます!

このツイートを探すためにドジブックスさんのツイートを検索していたら、なんと本の中でドジブックスさんもとい佐藤晋さんのツイートが引用されているらしいです。読んだのに気づかなかった…すごい。。

ミーハーでテレビっ子の私、芸人論とかテレビの裏側の話が大好きなので、そんなミーハー心のままに買いました。(↓当時のインスタ投稿。懐かしい。)

 

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3年も前に買っていたのですが、ずっと本棚の肥やしになっており、ようやく読むことができました。

私がタモリさんを好きな理由

そもそも私はタモリさんが大好きです。

私には信用している著名人が二人いて、一人は糸井重里さん

そしてもう一人が何を隠そうタモリさんなんです!

ここからちょっと長くなりますが、私がタモリさんを好きになった理由を説明します。

時は遡ること2007年。

当時高校一年生だった私は、沢尻エリカさんのファンでした。(今でも好きです)

2007年といえば、そう、あの「別に」事件が起きた年!

そして、「別に」発言の前日に中山秀俊がMCを務めるお昼の帯番組「ラジかるッ」に沢尻エリカがゲスト出演していて、私はそれを当時リアルタイムで観ていました。

一ファンから言わせてもらうと、そのとき沢尻エリカの態度がどれだけ失礼だったか知らないけれど、それにしたって、番組側の彼女への接し方もまぁーーひどかった!

「沢尻会は本当にあるんですか?」
「弱点はなんですか?」

と不躾に質問をぶつけて、沢尻エリカのぶっきらぼうな回答にスタジオ全体で苦笑するという嫌な空気ができあがってました。

最後に極め付けは番組からのプレゼントということで渡したストラップ(番組内ゲームの景品だったかな?)を席に忘れていったことに対して

「沢尻さん、なんとストラップを忘れていきました!いらなかったんですかね〜!」

と笑いながらいじってて、当時の私はテレビの前でものすごく不愉快だった。。

その翌日の「別に」事件を受けて、それから中山秀俊は水を得た魚のように、彼女が番組に来た時いかに不遜な態度だったかを至るところで話題にしていて、それを観るたびに私は「いい大人のすることかよ」と怒りを募らせていました。(中山秀俊だけでなく「ラジかるッ」レギュラーのタカアンドトシも中山チルドレンよろしくネタにしていて、2007年・年末の「笑っていいとも!特大号」内「いいとも!ものまね歌合戦」でもタカが沢尻エリカのコスプレをしていじってたのもよく覚えてます)

そんな矢先に!お待ちかねのタモさんの登場です。

2008年1月に放送された、著名人が歴史上の意外な事実をプレゼンして、最後にタモさんがそのプレゼンの出来栄えをジャッジする「タモリのヒストリーX」という特番に、中山秀俊がプレゼンターとして出演していたときのこと。

プレゼンの前にタモさんと1対1で軽くやりとりをするのですが、その中でお二人でこんなやりとりをしていました。(当時1回観たきりなので細かい部分はうろ覚えです)

タモさん「最近随分調子いいんじゃない?」
中山秀俊「いやいや、そんなことないですよ。タモさんの方こそ絶好調なんじゃないですか?」
タモさん「別に」←!!!!?
わかりますか!?!?
これは明らかにタモさんからの「最近沢尻エリカのネタで随分調子乗ってるみたいだね」という暗黙のメッセージですよ!!!

当時中山秀俊の横暴ぶりに腹が立っていた私は、

「タモさんよくぞ言ってくれたーー!!!!」

とテレビの前で大喜びしたことを覚えています。

そんなわけで、私にとってタモさんはヒーローなんです!!

長くなりましたが、そんな経緯もあって気になっていたこの本について、3つのポイントで紹介していきます!

ポイント1:数々のタモリ伝説を知ることができる!

まずはテレビっ子なミーハーとしてたまらないポイントだったのがこちら。

上述の中山秀俊とのエピソードこそ載っていなかったものの(そもそも多くの人にとってはそこまで大きな出来事ではなかっただろう…)、私でも知っている有名エピソードや、そんなことがあったのか!と驚くものまで様々なものが載っていました。

たとえば有名どころでいうと、タモリを発掘した漫画家・赤塚不二夫の告別式で読んだ弔辞の全文が載っていたり、いいともの収録中に男が乱入し、テレフォンショッキングのタモリの隣の椅子に座ってきた時に「何、言いたいことがある?」とやりとりしようとした話など、伝説として語り継がれるようなエピソードがたくさん紹介されていました。

そもそもお昼の番組にタモリが選ばれた事自体、当時はかなり意外なキャスティングだったということもこの本で知りました。

今で言うと江頭2:50がやるようなものだという表現をされていて、タモリってそんなにキワモノ扱いされてる人だったんだ…とびっくりしました。

ポイント2:樋口さんによる考察が面白い!

続いてのポイントですが、そもそもこの樋口毅宏さんという方を私が存じ上げていなかったのですが、小説家なんですね。

2009年に「さらば雑司が谷」で小説家デビューし、その作中で登場人物がタモリの凄さについて語るというシーンがあるそうです。

それがきっかけで本書の依頼が来たらしく、本人いわくタモリの「長年のウォッチャー」としてタモリ論は書かれています。

・「タモリ=絶望大王」
・タモリは武道の達人
など、独特の持論を持って語られていくのが面白い。
さらに後述の明石家さんま、ビートたけしについてもなかなかに持論を吹かしていて、本当にそうかなぁ?と思いつつも、一意見として取り入れるのはとても面白い話がたくさんありました。

ポイント3:明石家さんま、ビートたけしの歴史も知れる!

タモリについて語るなら、お笑いBIG3の他2人についても語らないわけにはいかない、というわけで、本書の中では明石家さんま、ビートたけしについてもそれぞれまるまる一章ずつ語られています。(全190ページのうち、明石家さんまの章は18ページ、ビートたけしの章は41ページも!)

これも先述のポイント1・2が当てはまって、意外なエピソードを知れたり、樋口節が飛び交ったりしていました。

私が生まれるよりも前、お笑いBIG3はいかにしてお笑いBIG3になったのか、そして今に至るのか、興味深い話ばかりでした。

こんな人におすすめ!

そんなわけで、この本はこんな人におすすめです!

・タモリが好き
・いいともが好き

・テレビが好き
・お笑いが好き
・エンタメが好き
・樋口毅宏が好き

一つでも当てはまる人は、読んでみてはいかがでしょうか!

最後に

以上、今回は樋口毅宏の「タモリ論」を紹介しました。

気になった方は是非読んでみてください!

「ずぼら読書家ゆいきのブックレポート」では、今後も不定期に読んだ本を紹介していきます。

次回もお楽しみに!!

 

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